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フグの基礎知識

フグの持つ猛毒テトロドトキシンとは?

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フグにはテトロドトキシンという毒が含まれています。

フグが持つ猛毒:テトロドトキシンとは?

・主に肝や卵巣などの内臓に含まれ、一部皮や筋肉にも含まれる
・青酸カリの1000倍もの強い毒性がある
・非タンパク質性の神経毒
・一般的な加熱処理では毒素を分解できない

テトロドトキシンはフグ自身が持っている毒ではない

フグに毒があると聞くと、フグ自身が最初から持っている固有の毒素なのかと思う人が多いかと思います。

しかし近年研究が進んだ結果、フグの毒は毒素を持った巻貝やヒトデ類をフグが食べることで蓄積されるものだというのが定説になっています。

テトロドトキシンは、ツムギハゼ、カリフォルニアイモリ、スベスベマンジュウガニ、ヒョウモンダコ、エゾバイ科のバイやムシロガイ科のキンシバイやハナムシロガイなどの小型巻貝やフジツガイ科のボウシュウボラなどの大型の巻貝、ヒトデの仲間のトゲモミジガイ、プランクトンのヤムシやワレカラなどが持っており、スベスベマンジュウガニやトゲモミジガイなどの消化管やヒョウモンダコの唾液腺から単離したビブリオ属などの細菌がテトロドトキシンを産生することがわかっています。

ちなみに、フグをテトロドトキシンを保有している生物と隔離し、人口の餌で養殖すると、フグが持つどの臓器や組織にも毒差は蓄積しないという実験の結果が出ています。

テトロドトキシンはもともとフグが持っているのではなく、このように食物連鎖の過程でフグの体内に蓄積してしまったものなのです。

テトロドトキシンが体内に入るとどうなる?対処法など

テトロドトキシンがもし体の中に入ってしまったらどうなってしまうんでしょうか?

その場合、筋肉の末梢神経及び中枢神経の麻痺を起します。
致死量はおよそ1~2mgと言われています。

中毒症状が起こるのは食後3時間以内で、早ければ20分ほどで現れることもあります。

重症化すると呼吸困難になったり死亡することもあるので、本当に気を付けなければいけません

食中毒

中毒症状は主に以下の4段階で進みます。

<第一段階>

唇や舌、指先などに軽い痺れや麻痺が起こり、だんだん歩行がしづらくなる。頭痛や腹痛を伴う場合もあります。

<第二段階>

血圧が下がり、嘔吐、運動障害、言語・知覚障害などが起こり始め、呼吸もしづらくなる。

<第三段階>

麻痺症状が全身に広がり、声が出しづらくなり、血圧が大きく低下して呼吸困難になる。

<第四段階>

意識を失い呼吸が停止する。

現在、フグの中毒症状に対し直接的な治療法は無いようです。しかしフグの毒が体外に排出されるまでの時間は比較的早く、個人差はありますがおよそ8時間ほどで回復に向かいはじめるそうですから、フグを食べたあと、↑のような症状が出始めたら、すぐに病院に行くようにしましょう。よほど重症化しない限りほぼ100%助かりますから。

なんかこんなことばっかり言ってると恐怖を煽ってるみたいに聞こえちゃいますよね

でも普通に食べてればまず問題ないです。

僕も20年くらい年に数回フグを食べてますが、1度も中毒なんかなったことないですから

ただしくれぐれも素人調理だけはNGです。免許を持っているかどうかわからない人が調理したようなフグを食べることは絶対にやめてくださいね。

さすがにそれは怖すぎますから、そこだけは気を付けましょう。

ちなみにフグ自身はテトロドトキシンで死ぬことはありません。

人間の場合、体内のナトリウムイオン・チャンネルというたんぷく質と結びついて細胞間のやり取りを妨害してしまうことで神経がやられてしまうのですが、フグの場合、ナトリウムイオン・チャンネルが人間のものとは構造が異なるために毒が作用しないため、死ぬことはありません。

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