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フグの基礎知識

実は多いフグの呼び名。地域毎の違いとは?

更新日:

テッポウ、ガンバ、キタマクラ、ナゴヤ、ジュッテントン、トミ・・

え?なにそれ?
何かの呪文?

いえいえ、違いますよw

これ実は全部「フグ」の呼び方なんですよ。

フグの本場下関では「福」とかけて「ふく」と呼んでいますが、下関以外でもフグには日本全国各地でいろんな呼び方をされており、地域ごとに根付いています。

今回は、日本各地のフグの呼び方について調べてみたのでご紹介してみたいと思います

地域ごとに異なるフグの呼び方

■てっぽう(大阪)

大坂では日本でも有数のフグの消費地で、フグのことを「鉄砲(てっぽう)」と呼びます。これは”フグの毒の当たる”と”鉄砲の弾に当たる”とをかけて「当たったら命がない」という意味からついた名称です。ちなみにフグ料理のことを、てっちり・てっさと言いますが、これはこの「てっぽう」という呼び方からきたものです。

■ガンバ(長崎県)

長崎県の島原では「トラフグ」のことを「ガンバ」と呼ぶそうです。ガンバとは棺桶を表す龕桶(がんばこ)という言葉が変化したもので、”毒はあるけど棺桶を横においてでも食べたい”という意味から、フグのことをガンバと呼ぶようになったそうです。

■キタマクラ(高知県)

高知県ではフグのことをキタマクラと呼びます。フグを食べて毒にあたると死んでしまうこともありますよね?葬儀になると亡くなった人を寝かせるときに北枕にしますが、これとかけてキタマクラと呼ぶようになったそうです。

■ナゴヤ(瀬戸内海)

瀬戸内海地方ではフグのことをナゴヤと呼びますが、これはナシフグ、コモンフグ、ヒガンフグなど、一部のフグの呼び方です。「当たったら身の終わり」という意味から「みのおわり」⇒「美濃・尾張」に変わり、尾張は現在の名古屋になるので、それで「ナゴヤ」と言われるようになったと言われています。名古屋の人からするとあまりうれしい由来ではないかもしれませんね。ちなみに、瀬戸内海にはこの地域でしか水揚げを許可さらえていない幻のフグと呼ばれる「でんぷく」という天然のナシフグが獲れます。

■ジュッテントン(鹿児島県志布志地方)

鹿児島県の志布志地方ではフグを「ジュッテントン」と呼びます。フグの毒にあたった時、十回転んで倒れるくらい苦しむという「十転倒」という言葉が語源で、九州独特の強いなまりの影響で次第にジュッテントンという言い方になっていったと言われています。方言的な言葉なので若い人の中には知らない人も多いようです。

■トミ(千葉県)

千葉県の銚子ではフグのことをトミと呼びます。
トミというのは富くじ(宝くじ)のことで”滅多に当たらない”という意味からこう呼ぶようになったそうです。

■フク(山口県下関市)

フグの本場、山口県の下関ではフグのことを幸福の「福」とかけて「フク」と呼びます。縁起の良い呼び方で、有名なのでご存知の方も多いかもしれませんね。

 

以上、代表的なものをご紹介してみましたが、実にいろいろな呼び方があるんですね

この他にもクロモン、イカフグ、ブッキンなどいろいろな呼び方があるようですが、共通しているのはフグの毒、当たったら命が危ないなどの理由からつけられているものが多いようです。

それだけ昔から調理が難しく、失敗から亡くなる人が多かったということが言えますね

しかしそういった人の犠牲や努力のおかげで、現代では美味しく安全にフグを食べることができるようになったわけですから、そういった先人たちに感謝をして頂きたいものです

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